地震・津波で逃げて良い風土ができたことは、東日本大震災の最大の功績である。
東日本大震災が発生するまで、地震で逃げる、津波注意報で逃げることはバカげているような雰囲気がわたしの周りにはありました。
しかし、東日本大震災によって、今回のような津波注意報でも逃げて問題ない風土ができたような気がします。
津波が数年ごとに当たり前のように発生する岩手でさえ、逃げずに家に帰る人がいるほど、安全について身についていない人が多かったようです。
おそらく、今、東日本大震災と同じ地震、津波が起きても、また家に帰る人、高台に逃げない人もいるでしょう。
しかし、以前よりはその数は減ってるんじゃないでしょうか。そう願っています。
何十年もすれば、また忘れて同じ被害が出ないようにしてほしいものです。
先ほど、テレビで見かけた人は、
『せっかく家を建てたのに、また…』
なんておっしゃってました。津波が来るところに家を建てる以上、それなりの覚悟を持って建てているのかと思いきや、そうでもないようです。
教訓が全く生かされていません。
人間、そう簡単に変われないんですね。